暑い夏になりました。
すっかりブログアップが遅くなりましたが、
5月にマザーの会を行いました。
2月3月に引き続き、テーマは「食事と○○」。
5月は「食事とうつ」というテーマでした。
「五月病」という言葉があるように、新年度・新学期は、新しい環境にうまくなじめなかったり、
どうも気分がパッとしなかったりしやすい時期ですね。
「うつ」というと、ストレスが原因なんじゃない?と皆さん思われるのではないでしょうか?
もちろん、ストレスも原因の1つです。でももっと根本的な所で、その「“ストレス”に対して弱い自分」に
なってしまう原因があるのです。
よく「神経が図太い!!」とか「神経が細いから少しのことでも気がめいる・・・」という表現を
したりしますよね。この神経が太い・細いって本当にあるんですよ。
神経を“電線”に、ストレスを“電圧”に例えると・・・
高い電圧がバリバリッとくると細い電線はその高い電圧に耐えきれず、プチンッ!とショートしてしまいますよね。
それと同じで、大きなストレスに細い神経は耐えきれません。
では、なぜ細い神経、太い神経の違いが出てくるのか・・・それは「栄養」が関係しているんです。
つまり日頃食べている食事です。
私たちの体は食べたものからできているのだから、考えてみたら当たり前のことですネ。
必要な栄養素が過不足なく供給されなければ、神経細胞も神経伝達物質も
うまく作られず、その役割を十分に果たすことができません。
実は、うつの症状を訴える方には、共通して食事の食べ方に偏りがあることがあると
精神科医の先生もおっしゃっています。
カロリーを気にして食事を控えすぎて栄養不足に陥っていたり、米・パン・麺類・甘いお菓子など
糖質依存になっていたり、ストレス解消にドカ食いしたり、食事の回数が不規則で食いだめをしていたり、
野菜だけ・果物だけなどの単品食いをしていたり・・・
現代はいろんな情報もあふれていて、単品だけのダイエット法があったり、食べ物だって
手軽に好きなものを好きなだけ食べようと思えば食べられるくらいあふれています。
こうした食事の積み重ねが、細い神経細胞をつくり、ストレスに弱い自分をつくってしまうことにつながるのです。
うつは心の風邪とも言われますが、この現代の食環境においては、ほんとに誰でも罹りうる病気の1つですネ。
また、会では子供の睡眠についても取り上げてみました。
大人と子供の睡眠は少し違う・・・。成長期の子供にとって睡眠は色んな意味で
大切だということを皆さんと一緒に考えてみました。
7月にもマザーの会をしましたので、また近いうちにブログアップしますね。